エンジン編 駆動系の巻 その1


次にお待ちかね、プーリーの大径化を行います。

これはプーリーボスを加工してあげればいける事が判っています。

ちょっと錆が出始めてますが、ライブDioZXのボスを使います。

コイツは手持ちのキャノ純正とボス外形が同じで、長さもXと

ほぼ近いので、加工の手間を減らしてくれる効果があります。きっと。


クランクは勿論ストリームですので、ストリームのボス内径と長さを

殆どコピーして作ればOKな筈ですので、早速内径を採寸。

でも面倒なのでいっちゃんさんのデータを流用させて貰います

プーリーボス加工
 @初期アップのプーリーボスの内径12.1〜内径15.13拡大
 Aボス長さを35.5〜33.5に加工

私はZX純正ボスですが、加工後の寸法さえあっていればOKですよね!

早速ボール盤などを駆使して慎重に穴あけ加工していきます。


こんなんでました

ビビリなヘタレなので長さはちょっと長めです。

最高速狙いなんだろ?と言われますが違います!削り過ぎが怖いんです!


あとはキャノピー純正ランププレートのセンター穴をもうちょっと太くします。

これも先ほど同様にボール盤にて、少しずつ。

こちらはそんなに精度は重要ではないのでちょっと穴が大きめになっても

問題ないみたいです。まぁ、外れなければOKなんでしょうね~

コッチは簡単ですね、はい、ゴリゴリゴリ〜


できますた


そうそう、肝心なベルトの磨耗具合を見ましょう!
コレが減っていると最高速がダウンしますからね〜!!

って、ダメジャン!ボロボロ&ヒビヒビで腐ってます。

あまりの汚さに写真なんて忘れてました・・・

これはきっと20年前に工場で新車時に組まれた時のままなのかも?

クランクケースの中には大量のベルトカスが蓄積してます。

とりあえず、掃除するか・・・


この時、私がブツブツ言いながら作業している脇で、いっちゃんさんも同時に

いっちゃんさん号ストリームへ、あらかじめ購入していた新品ベルトを組んでいたのですが

元々そっちのストリームについていたベルトがコロリと・・・磨耗も少なく結構良品??

じっとそのベルトを見つめていたら、

優しくて男らしくて頼りになる”

いっちゃんさんが恵んでくれました。いつもありがとう!!

今度、人柱としてNTBのベルト購入してみますね!ちょっと長いらしい??


新品ベルト:23100-GJ8-000 2500円くらい?

秘密の暗号651*14*30


駆動系の消耗品といえば、プーリーウエイトローラー、ベルトと来たら、クラッチ!ですね!

さぁ、開けてみませう〜!!

おっ、それほど酷くもありませんでした。でも、そこそこ減ってるのかな?

まぁ、減っていても、いなくても今回は是非組もうと思っていたパーツがあります。

そう、年代モノのデイトナ製初期Dio用軽量クラッチです。

コレさえあれば、ドキューン!と素敵な加速を見せる筈!


あ、あれ??

持ってくるのを忘れてしまいました・・・(汗

仕方ないので目を瞑って静かに元へ戻しました・・・


軽量クラッチ忘れたくせに、なぜかAB07クトのクラッチ周り1式は

持ってきていたので、気を取り直して嵌めてみます!同じ14mmベルト系なんですよ。

これでドリブンの直径が大きくなったらいいなぁ〜!!


はい、小さくなっちゃいました(汗

全然使えません。全く。丸出ダメ夫君。

もうね、速攻でポアですよ、ポア!ジャンク捨て場にポイしました。

(カレンエンジンに使える事を忘れて、つい捨てちゃいました・・・)


悔しいのでクラッチのアウターはどうじゃ!!見た目は同じだけど

タクトのほうが錆もなくて綺麗だぜ?よしインサート!

おおぅ?ぴったりジャン??いけるんジャン??てか、イケてる?

虹色の電解メッキが素敵!!これ採用!!


そしてこの判断が後に大変な事に・・・


さぁ、まだ時間は有るぜ!折角なので何かないかなぁ〜

なんだかプラグコードが長くて貧弱でさらにコードが熱で硬くなって

どうみても瀕死状態です。

早速シリコンケーブルに交換です!!

ケーブルの両端をグリグリやって抜いたら、新品コードを

適当な長さにあわせて切断し、逆にグリグリしてねじ込みます。

ま、交換は簡単なんで詳しい説明は割愛しますね。


シリコンケーブル20センチくらい?:時価


次にシリンダーを開けてみる事にしました。

異音や違和感は無いので、焼きつきとかはないと思いますが

長年とアカ落としをしてやりましょうかね?

と思って、早速開けてみました・・・・なんじゃこりゃー!!


真っ黒でした(笑


こりゃかなり吹き抜けてますね〜 かなり圧縮も落ちてる筈です。

幸いピストンは傷ひとつなく無事なようです。

まぁ、ピストンリング交換必須ですが、ついでなのでJOGピストン入れましょう。

部品買ってこないとなぁ・・・


それからシリンダーを見て思ったのは、掃気ポートのショボさ。こりゃだめだ。

昔のスクーター並ジャン?って昔のスクーターでした。

ジャイロの方が数千倍素敵なシリンダーだなんて・・・同じじゃなかったのね・・・


やる事、無くなっちゃいました・・・仕方ないから、閉めるかと、そのとき握り締めた

シリンダーを見てたら、ムクムクと悪戯心が・・・

お約束通り、やっちゃいましたよ、ポート加工(笑

ああ、コレで耐久性がまた落ちちゃいますね〜

しかもいい気になって削ってたら、排気ポートの上がお外と、こんにちわしちゃうし。

適当にクイックスチールで埋めておきました。トホホ


一通りやれることはやったし?時間が遅くなってきたので

道路も空いてきました。そろそろセッティングのお時間です!

その前に、ノーマルプラグがBP4HS”なので”BP5HS”1番あげに交換。

適当なWRとジェットでセッティング開始。


んで、結果は

WRは9gがないので8g+10gの混合?で。

MJはとりあえず90に落ち着きました。

肝心な最高速は、55キロ!

ホイールの直径差によるメーター誤差を考慮すると60キロ!

お、もう目標に近くなってきたんじゃないの??

でも、もうちょっとトルク感が欲しいよね!

うーん。まぁ、今日はおしまいっ!お疲れ様でした。


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